第109回 パート5の第2章
自分を知るための具体的な
ワークノート「命の手帳の作り方」
インタビューは自分探しの旅であるといった。自分探しの旅は実は怖いこともある。自分のいやなところも見なくてはならないし、弱いところや、つらいことも見なくてはならないからだ。それが怖いからついつい先延ばししてしまう。
私はすべてを忘れてしまう「金魚」なので、子供の時のことは両親が、結婚後のことは配偶者が、さまざまな思い出は学校や一緒に仕事をしてくれた人が覚えていてくれるが、それがなかったら、自分のアイデンティティがなくなってしまいそうだ。
幸いなことに書いた本や記事が残っているから(この整理も両親がしてくれているが)、自分の生きた足跡があるのはありがたい。死んでしまえば、いずれ忘れ去られてしまうとしても、自分が生きているときに、ふと、自分の生きてきた時間が思い、意識を知りたいとき、なにかがあれば役立つものだ。
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