第36回 耳に「ありがとう」と書いておくこと
毎年夏になると怪談などをしてきゃーきゃー騒いでいたことがあるが、その中でも「耳なし芳一」の話は忘れられない。 簡単にストーリーをお伝えすると、今の赤間神宮が、まだ阿弥陀寺と言われていた江戸時代の中ごろのこと。芳一とい […]
毎年夏になると怪談などをしてきゃーきゃー騒いでいたことがあるが、その中でも「耳なし芳一」の話は忘れられない。 簡単にストーリーをお伝えすると、今の赤間神宮が、まだ阿弥陀寺と言われていた江戸時代の中ごろのこと。芳一とい […]
まず相手と会ったら、その人が世の中で最も好きな人だと思う。いや、無理に思わなくても、熟練してくるとそうなる。 今、目の前にいる人が最も大切な人なのだ。 もちろん、あなたには配偶者がいたり、恋人がいたり、愛する家族がい […]
思いやるということは、思いをとばすことだ。そしてその人と一体化する。人間というのは、利己的遺伝子の作用かどうかはしらないが、やはり自分が一番大切であるらしい。 自分を守る生存本能も強いし、自分の利益を優先的に考えてし […]
ある場面を思い出した。 子供の頃、2階の畳の上で遊んでいたときである。真ん中には、障子が横においてあった。母が障子の紙を貼り替えようとして、そこにおいたまま、何か用事があって外出したのだろう。 私はその障子の回りを […]
インタビューで知り合った蓮の人形作家の話だ。彼女の義理のお父さんは小学校の校長先生をされていたそうだ。とても人格者であった校長先生。あるとき校長室で執務をされていたときに、ガッチャーンと大きな音が。 見ると、校長室の […]