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      ミエから安心へ

 
 

第41回 モノから心へ
      ミエから安心へ

 

 第2次世界大戦後、物質を満たすことによって経済を成長させてきた私たち。隣の家でテレビを買えば、こちらも負けずにテレビを買い、高価なブランド品で身を包めば、自分の価値が高まったという考え方がありました。言い換えれば、物が経済を生んでいたといえるでしょう。しかし、今、この構図が大きく変わってきています。

 市場は物理市場から心理市場へ。心理市場は、物が経済を生むのではなく、サービスが経済を生んでいます。ですから最初に注目されるのがサービスであり、そのサービスの結果として物が動いていきます。

 そしてそのサービスの根底にあるのが、「安心」であり、「自己防衛」です。つまり家(及びその周辺)、心の内側、共生、そして自己を解決することなどがキーワードになるようです。

かつて日本経済が急成長を遂げていた頃、「安心」とは自分の「個」を捨て、社会や集団に帰属することを意味していました。モーレツに働いて、会社に滅私奉公するような風潮がありました。

 ところが、時代は確実に「個の創造」に向かっています。そして「安心」の求め方が変わってきています。自分自身の価値判断を信じて、自分と自分の選んだ仲間との共生をしていくことです。

 今、ネットワークビジネスや宗教、さまざまなセミナーなどに人が集まるのも、自分と価値観を同じくする人々との共生を求めて、新しい何かを作り上げていこうとする「創造意欲を持って突き進むこと」こそが「安心」感となっているようです。

 志を同じくする者の集団、同じ環境下に住む者の近所付き合い。会社や血縁ではなく、志によってつながっていくのです。これは、かつての社会帰属性とはまったく異なります。
つまり今まで、「バスに乗り遅れないこと」を安心とし、バスに乗ったら、自分を捨ててそのバスの行き先がどこであろうと、おとなしく乗っていたのに、今では、同じ志の人が一緒にバスを作り、目的を定めて、ネットワークを結んでいくのです。

 また、「自己責任」も重要なキーワードとなるでしょう。これは、判断と選択の範囲を自分の内側に置くことです。結果の責任を自分で引き受けるようになり、それが「安心」のエネルギーとなります。
個を確立し、自分らしく生きようとする人が多くなれば、自分の責任を自分で負えるように人生をデザインしていく方法が主流になります。だからこそ、賢い消費者は新しい勉強をするのです。それは今までの学校で学ぶだけの勉強ではなく、自分の身を守る方法です。自分の健康も生き方も自分で解決する「セルフ・ソリューション」、自己解決の時代です。

自己解決の時代が始まっている


賢い消費者 自己解決










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