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第98回 人は人を助けたくてたまらない存在なのだ

 

 仕事をいただき、仕事をさせていただき、本当に多くの人のサポートを得て仕事を続けてくることができた。

 今まで助けてくださった方のことを考えたら、足を向けて寝る場所がなくなってしまうほどだ。しかしそのような方の中には、すでになくなられてしまった方もいらっしゃる。いつも仕事をがんばっている姿を応援してくれた人たちだ。みんな、本当に心から助けてくれた。世の中に悪い人はいないと信じられる体験だ。

 そうこうしているうちに、私もかつて助けてくれた人たちの年になった。時にはその年齢を超してしまった。すると不思議なことが起こった。

聞くチカラ 女性 先日、講演をしたときに知り合った20代の女性がいた。後日、彼女と話をしていて驚いた。お嬢様のようにおしとやかで、育ちがよく、上品な女性で、全く苦労などしないで育ったのかと思ったら、若い頃かなりの苦労をしてきたのである
「始めてお話をするのに、こんな話しをしてすみません」と恐縮していたが、聞くのはお得意。それにしても、たくさんの苦労があったのに、こんなに明るく、前向きに、真摯にがんばっていて、私の話を聞いて喜んでくださっていた。

 その女性と話をしていると、そのひたむきさ、真摯さに打たれ、何かこの人の役にたつことができるのなら、何でも手助けをしてあげようと思ったものだ。

 今となっては、亡くなってしまった人たちに恩返しをするわけにはいかないのかと思っていたが、こうして順繰りに、今度は、若い人で前向きにがんばっている人の手助けをすれば恩返しになるのかも知れないと思った。

 そう考えてみると、人は、もともと人を助けたい存在なのではないかと思う。なぜならば人を助けるとき、役にたつとき、相手が喜んでくれたとき、すごくうれしいからだ。

 
 
 

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