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インタビューで知った人びとの優しさ

 
 

第97回 パート5
インタビューで知った人びとの優しさ

 

 このパートでは、私が実際に取材した人の中から、心に残ったいい話しを「聞く」テーマで取り上げてみた。

 また実際の取材中に、どれだけ人に助けられてきたのかもご紹介し、「人を見たら友達と思え」形式で、多くの人に助けてもらったエピソードなどもお話ししたい。

 いろいろ取材をし、出会った人たちのことを考えてみると、この世の中の人は、みんな友達であり、いい人なのだという結論になる。

 私は一人で取材に行くことが多いので、地方に出る時など、本当に多くの人に助けてもらっている。インタビューをする相手はもちろんのことだが、そこに行き着くまでの途中でお世話になった駅員さんやタクシーの運転手さん、ホテルの人など、本当にいろいろな人に助けてもらった。

 特にタクシーの運転手さんにはお世話になった。あるときは、目的地に行くバスがなくて、遠い道のりをタクシーに乗らなくてはならないことがあった。

 行きはどうにかお金があった。帰りは大丈夫かなと思っていたら、案の定、途中でもう持っているお金がつきそうになった。そこでタクシーの運転手さんに、「お金がなくなりましたから、ここでおろしてください」といった。

 しかし運転手さんは、「こんな山奥でおろすわけにはいかない。お金はいいから乗せていってあげるよ」といって、駅まで乗せてくれた。「テレフォンカードならありますが」といって、むりやりテレフォンカードをおいてきた。

聞くチカラ タクシー またあるときは、こちらの都合で取材時間が遅れそうになったとき、「タクシーの運転手さん、お願いします!」というと、スパイ大作戦のような勢いで、一生懸命走ってくれた。たぶん、スピード違反をさせてしまったのではないだろうか? 運転手さんのほうがはりってくれて、どうにか時間が間に合ったこともある。

 ヨットの取材にいったときだったろうか。目的地に着いたら、肝心の船が泊まっていない。すでにタクシーから降りてしまって、人もいない。うろうろしていたら、やっと違う場所だということがわかった。

 そこで、そこいらへんにいる人に無理にお願いして、その場所まで乗せていってもらったこともある。そのときも、乗せてくれた人が異様にはりきって我がことのように走ってくれた。今となっては顔も覚えていないのだが、本当に使命感に満ちて運んでくれたように思う。

 今、考えてみれば、本当に自分の都合でいろいろな人を振り回してきたものだが、こちらが一生懸命になっているとき、どうしようと思って本気でお願いしたときなどは、心から、協力してくれるものだ。
そこまでしてくれちゃうの!うれしい!と思うほど協力してくれるのだ。

 
 
 

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