ホーム » インターネット コラム » 聞くチカラ » 第74回 自分では気がつかない態度、仕草

 
 

第74回 自分では気がつかない態度、仕草

 

 なくて七癖というが、自分の態度や仕草にはかなり見たくないような癖が出ている。「なんとなくいやだなあ」と思う人がいたとしたら、それは自分が無意識で行っている態度や仕草で自分でいやだなと思っている態度をしていることがある。

 ある女性が早口できんきんする声で話すので、なんとなくいやだなと思ったことがあった。その人のことは嫌いではないのだが、話をすると、聞いているのがいやになってくるのである。いい人なだけに、自分がそのようなことを思うのが、またいやになってしまっていた。

 そこで、どうしていやなのかと考えていたら、子供の頃の私が早口できんきん声だったことを思い出した。よく父親から話し方がうるさいといわれて気にしていたのだ。

 もちろん、当時は、自分でも、自分のしゃべり方が嫌いで、テープレコーダーに自分の声が入っているとぞっとしたものだ。 彼女の声を聞いて、当時の自分の話し方を思い出したのかも知れない。

聞くチカラ 座る また最近はビデオという、もっと自分の姿を明瞭に見せてくれるものがある。時にテレビに出たときのビデオを送ってもらったり、仕舞いの稽古をするときはビデオで撮影して、復習をするのだが、なんと! 自分の態度があまりに落ち着きがないのを見て、いつも絶望的な気持ちになる。

 座っているときなどでも、頭をかいたり、お腹を触ったり、きょろきょろしたりしている様子を見て、がっかりするのだ。自分では気がつかずに、このようなことを人の前でしているのである。

 ともにいて、落ち着きのない人は、どうも居心地がよくないものだが、それは自分に落ち着きがないからであるとよくわかった。

 こうして我が身を知ることは大切だが、人の話を通じても、自分を知ることは十分に可能なのである。しかし我が身のみっともなさを知れば、それを改善することができる。知れば改善できるのだ。

 相手のどこに反応するのか? それが自分自身の姿でもある。

 
 
 

このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Yahoo Bookmark

Comments are closed

Sorry, but you cannot leave a comment for this post.