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第41回 みんな、友達になってしまうこと

 

 インタビューをしている間は、少なくともその人の顔をじっくりと見て、顔の造作や態度や仕草、声のトーンなどを何となく観察しているものである。

 電車に乗っているときなどは、見も知らぬ人の顔をしげしげと見たら失礼だが、インタビューの場合は、むしろ相手の顔を見ないで話すのは失礼にあたる。相手の顔を見て話すわけだから、心おきなく顔を見ることができるのだ。

 するとおもしろい現象が起きてくる。「誰かに似ている」状態が起きるのである。考えてみれば、人間の顔についているものは決まっている。

 それが微妙な大きさやバランスで人それぞれの顔が異なってくるのだが、どうも、この目は見たことがあるとか、どうもこの鼻はだれだれさんに似ているとか観察が進んでくる。

 時には話し方の癖や声、態度などに類似点を見いだすこともある。すると突然懐かしくなって、初めて会った人とは思えなくなる。そうなると相手にもその気持ちが伝わるのだろうか。
聞くチカラ 顔
「どこかでお会いしましたよね?」といわれることがよくあるのだ。
 確かに私の顔はありふれているとは思うが、「初めて会ったとは思えない」とよく言われるのはなぜかと思うと、まずこちらのほうで、最初から友人に接するように、親近感をもって接してしまうからではないかと思う。

 通常、人は初めての人に会うときは、何らかの警戒心をもって会うのだろうが、一度でもあっていれば、親しみがあるため、出逢い方がぐっと違ってくる。最初から誰かに似ていると思って、親近感をもって話せば、相手もつい、どこかで会ったなと思うのではないだろうか。

 だからどのような人でも一度会ったらいい友達になった方がいい。もし喧嘩などして別れてしまったのならば、今度似た顔の人、似た声の人、似た雰囲気の人に会ったとき、いやな思い出を思い出し、新しく会った人にもいやな雰囲気で接しかねない。

 どんな人でも出会った人はみんな友達のモットーで行動し、実践するのが得策である。さらに、初対面といえども、これから友達になるのだから、相手のことを詮索しないで、すぐに溶け込んでしまったほうが時間の節約にもなる。




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