第28回 良いところ探しをするワーク
二人で組んで行うワーク。AさんとBさんになっていただき、まずAさんがBさんのことを見て、Bさんのよいところをどんどん探してほめてあげる。
Bさんは褒められたら、「いやあ、そんなことないわ」とか「ばかにしているんじゃないの?」などと照れたり、はすに構えたりしないで、素直に褒められる。褒められ上手になることも大切だ。AさんはBさんから誉められたことをノートにとっておく。
5分間、褒めたたら、役割をチェンジして、次はBさんがAさんのことを褒める。Aさんも素直に喜び「ありがとう」といいながら、褒められたことをメモにとっておく。
日頃は恥ずかしくて改めて誉めたりできないようなこのワーク。今回は、ワークにかこつけて、日頃から思っていた相手のすばらしさをどんどんいってしまおう。
後で二人で、メモをみてみると面白い。AさんがBさんに褒められたところは、Bさんそのもののすばらしいところ。BさんがAさんに褒められたところはAさんのすばらしいところでもあるからだ。
こうしていつも相手の良いところ探しをする訓練をしていると、自分のよいところも認められるようになる。また初めて会ったひとでも、初めて接することでも、すぐに良い面を探す癖がついてくる。こうなってくると、とにかく楽しい。
また、もうひとつ、大切なのは、褒められ上手にもなることなのだ。褒められたときに、通常の人は「いやあああ、そんなことない」と否定することが多い。時には「バカにしているの?」なんていわれることもある。
謙遜しているのかもしれないし、謙遜の美徳もあるだろう。しかしせっかく褒められたのならば、喜んで「ありがとう!」と笑顔でいおう。そのさわやかさといったらない。褒め上手になると、褒められ上手への道も近い。
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