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第21回 同じスタンスに立つこと

 

 聞くのが嫌いだという人は多いかも知れない。例えば親が、がみがみと文句をいっているのや、先生や上司が説教するのを聞くのがいやなのは、誰もが同じだろう。

 一方では聞くのは喜びなのに、一方では苦行というのは、なぜだろう?

それは、話す人と聞く人のスタンスが対等でないからだ。二人の間に上下関係ができているとき、話す人が一方的に押しつけるような話し方をしたり、説得したり、説教したり、説き伏せたがっていることがわかると、聞きたくなくなる。

聞くチカラ 医者 例えばお医者さんに取材していろいろ医学的な聞くのは楽しいが、患者になって、聞くのはあまり楽しいことではない。もっとも自分が病気なのだから、楽しいはずはないが。

 あるいは経営者の話を聞くのは大好きだが、そこの社員として、朝礼の時に、毎日、説教されたらどうだろう?

 時には、「この人って素敵だわ!」と生き方に賛同する異性と巡り会うかもしれないが、その人が配偶者となり、その人とともに人生を歩んでいけるかと言えば、そういうわけでもない。

上下関係を作ってしまうと、聞くのが楽しくなくなることがある。話しをする。コミュニケーションを作り上げていくというのは、双方が同じスタンスに立たないと面白くない。もちろん、なれなれしい態度や口の利き方をしてよいというものではないのだが、人間として同等のところに立つ意識が大切である。

時には師匠と弟子という関係で、師匠の話を弟子が吸収していくこともあるが、人間としての上下関係で押しつけているわけではない。この場合は、弟子のほうが、聞きたくてたまらない。聞くことが快感なのである。




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