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第12回 聞き上手は信頼を得、聞き上手同士は沈黙を楽しむ

 

 インタビューをしているとき、たまに次から次にいろいろなマル秘情報を話してくださる方がいる。もちろんマル秘情報などは、聞いたとしても人には絶対に話してはいけない。

そのような時は、急いでMDをオフにし、聞いたマル秘情報も、すぐに忘れてしまうようにしている。これが強烈なものだと、たまに口から出そうになってしまって、大変なので、できるだけマル秘情報などは聞きたくない。

とはいえマル秘情報や個人的に「今まで誰にも話したことがない」とおっしゃるようなお話をしてくださるというのは、それだけ相手からの信頼を得たことになる。

そういう意味では信頼されたことはうれしいし、またひとたび得た、その信頼を裏切らないように、聞いた話を口外してはならない。沈黙が金となる。

聞く力 カウンセリング
 カウンセラーや経営コンサルタントのような職業で、人の話をじっくり聞くことを商売としている人に会うと、引きずり込まれるような静寂さを感じる。何というか、マイナスイオンに満ちているというのだろうか、とても快く感じるときがある。「聞き上手」という看板を下げて立っているようだ。

 聞く訓練をしていると、自分の気が静まり、心が波風のたっていない湖のような状態になるのだろう。

自分のペースで深い呼吸をして聞くようにすれば、相手のペースに巻き込まれないし、相手も同じペースで話すようになる。

 呼吸によって人の精神状態は左右されるからだ。怒っているときは荒い呼吸に、泣いているときは浅い呼吸に、興奮しているときは、早い呼吸になる。

瞑想しているときは深い呼吸だ。話しているときは、どうしても呼吸が速くなったり、荒くなりがちだが、聞いているときは、呼吸法すらもコントロールして聴いてあげる。だから話しても、聞き上手の呼吸に合わせて、気持ちが落ち着いてくる。
そして波動が細やかになったとき、人はあなたに話したくなる。いや、話さなくてもよくなる。そばにいるだけで心地がよくなるのだ。その空間には静寂が始まる。

聞くことを学べれば、一人でいることも怖くなくなる。沈黙が怖くなくなる。人の話を聞く姿勢には、受容の愛があり、包容力が養われる。人を慈愛に満ちた目で見ること。優しい心で聞いているからこそ、相手を慈しんでみることができるのだ。自分をなくして相手をたてる。そして今度は、相手が聞く番になり、静かに話す。
 こうしていると最終的には、もう話す必要などはなくなるだろう。一目見ただけで相手の真髄にふれれば、もう話すことは不要である。説明も、説得もいらない。




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