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第5回 耳が聞こえなくても聞く力のすぐれた人はいる

 

それでは、「聞く力」とはどのような能力をいうのだろうか? 例えば耳に障害のある人の場合は聞く力がないといえるのか? 否である。

この能力は耳に障害があるなしは全く関係がない。健常者で普通に聞こえる人でも、「聞く力」に欠けている人もいる。

耳に障害があっても人の心を聞くことはできる。

耳が不自由な友達がいる。彼は子供の時から耳が聞こえなくて、そのための聾唖学校などでも勉強し、大学、大学院まで卒業し、今、手話を使って立派な仕事をされている。運転もするし、コミュニケーション力も抜群で、思いやりがある人だ

彼のような人の場合、聞くことができないのかというと、そうではない。彼は通常手話で話しているので、耳そのものは聞こえないのかも知れない。しかし私が手話通訳者と雑談をしているときなど、唇の動きを読んで、巧みに話を「聞く」ことができる。そして、即座に答えてくれる。

その能力たるやすごい。むしろ人の話しをないがしろにして聞いている人よりも、何倍もすごいと思う。

聞く能力というのは、聴覚が悪いとか良いとかという問題とは、ちょっと違う。いうなれば、「相手のことを思いやる」能力だ。本来のコミュニケーション能力である。心から相手のことを思いやれば、自ずと相手の声を聴ける。心の声まで聞くことは可能なのだ。

そして常日頃から、相手が何を考え、何を求めているのかをキャッチすることも可能になる。聞く力を身につけることによって、自ずと相手を知る能力が目覚めてくる。時には超能力者ではないのだが、それに近いくらい、相手が何をいいたいのか、何を求めているのか、よくわかる。

聞く力 思いやり

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