第54回 川に落ちて危機一髪
人はとらえかたがこんなに違うと知った事件がある。両親の話で恐縮だが、父はとても心配性、母はとても楽天的な人だ。緻密で慎重な父と、おおらかでこだわらない母は、好対照の存在だった。 ありがたいことに父は私のことも心配しす […]
人はとらえかたがこんなに違うと知った事件がある。両親の話で恐縮だが、父はとても心配性、母はとても楽天的な人だ。緻密で慎重な父と、おおらかでこだわらない母は、好対照の存在だった。 ありがたいことに父は私のことも心配しす […]
過去のことなんて、変わるはずがないとずっと思ってきた。未来は自分の考え方で変わるとは思うが、一度起きてしまった過去のことなど、どうしたら変わるのだろうか?と。 ところが過去は変わるのだと知った。例えば私の場合は、かな […]
職場や家庭では、「いった」「いわない」の議論がよく起きる。なぜそのようなことが起きるのか? 人は自分の都合の良いことだけを聞いているからなのだ。おなじことを聞いても、その人の感性や意識、関心の持ち方で、全く違う聴き […]
話すときは、その場にいる人だけが聞いていると思っているかも知れないが、「壁に耳あり、障子に目あり」ということわざがある。 壁が聞いている、障子が聞いている。だから油断するなということである。これは本当である。壁や障子 […]
友人が多い人、いつも楽しそうに生きている人、いつもついているように思える人、なんだか光り輝いている人たちの共通項は、肯定会話が多いことだ。だからそばにいると楽しい。 肯定会話というのは、誰が聞いても楽しい会話だ。全く […]
世の中で大切な言葉といえば、「ありがとう」「ごめんなさい」「愛しているよ」「うれしい」「楽しい」などのようにプラスの言葉だ。 肯定の言葉を使っていると、究極は、「ありがとう」となり、もうひとつ、謙虚に、「ごめんなさい […]
母国語ではない外国語などを話すときは、ひとたび考えて話すが、母国語を使うときに、いちいち、頭の中で考えたりはしない。だから自然と口に出している言葉というのは、その人の意識の現れに近いものが、流れ出てくることになりかねな […]
言葉のイメージの違いのほかに、私たちは、せっかくもらった言葉という道具を、悪い道具にして使ってしまっていたりする。 実際の会話を聞いているとどうだろう? 自分で思ってもみなかったような、言葉の乱雑な使い方はもちろんの […]